2017年 07月 24日
みをつくし料理帖
公式サイトより
NHKでやっていた、とっても素敵なドラマが終わってしまいました。
偶然予告で知って「面白そう!」と見始めて早2か月弱。
江戸を舞台に、ある一人の女料理人の日々を描いた時代物ですが、
これが
俳優良し
音楽良し
映像良し
見た目も美味し!
と、最高のドラマで。
主演の黒木華ちゃん、主人公「澪」の
優しくて、でも芯のしっかりした人となりが滲み出ていた。
困った時の下がり眉、怒った時のつり眉、と表情も実に豊か。
そして彼女の着る着物を見るのもまた楽しみの一つでした。
この青系着物も粋
日本髪もなんと似合うことでしょう。。
何年か前にやったらしい民放版は、
北川景子だったようだけど、断然黒木華が良いと思う。
・・って前者見てないんですけど)
そして謎の浪人(実の姿は御前奉行のお偉いさん)役の森山未來。
決して美形ではないんですけど、なんなんでしょう、
この人の色気というか何というか・・。
立ち居振る舞いも武士そのもので、
本当にこの時代に生きて居そうな佇まいでした。
町医者の源斉先生には、永山絢斗。
澪への想いを秘めた表情が切ない・・涙
澪とは親子同然の仲であるご寮さんこと
安田成美の和服姿も品があって美しかった。
この人、着物のほうが似合うのでは?
あと、又次役の萩原聖人。
これもま~かっこいい役柄で。ピッタリ。
音楽は、これはもうサントラ買おうかなと思うほど。(8月に出るとか)
サックスの音色がとっても優しくて穏やかで心がホッとするのです。
あと忘れてはならない原作。
高田郁さんの本も読まねば!ってことで、
一緒に見ていた妹の誕生日プレゼントで文庫本を買ったので、
後から読むのが楽しみです。
このタイトルがまたまた何とも美しくて・・
・八朔の雪 みをつくし料理帖(2009年5月、ハルキ文庫)
・花散らしの雨 みをつくし料理帖(2009年10月、ハルキ文庫)
・想い雲 みをつくし料理帖(2010年3月、ハルキ文庫)
・今朝の春 みをつくし料理帖(2010年9月、ハルキ文庫)
・小夜しぐれ みをつくし料理帖(2011年3月、ハルキ文庫)
・心星ひとつ みをつくし料理帖(2011年8月、ハルキ文庫)
・夏天の虹 みをつくし料理帖(2012年3月、ハルキ文庫)
・残月 みをつくし料理帖(2013年6月、ハルキ文庫)
・美雪晴れ みをつくし料理帖(2014年2月、ハルキ文庫)
・天の梯 みをつくし料理帖(2014年8月、ハルキ文庫)
「銀二貫」というドラマもとても良かったのだけど、
同じ作者と知って
なるほど!と合点するほど雰囲気似ている。
時代小説は苦手でほとんど読んだことないけれど、これはするする読めそう。
そして肝心要の美味しそうなお料理の数々!
テレビでは
第1回:はてなの飯
第2回:とろとろ茶碗むし
第3回:三つ葉尽くし
第4回:ほろにが蕗ご飯
第5回:ひとくち宝珠
第6回:う尽くし
第7回:ふっくら鱧の葛叩き
第8回:寒鰆の昆布締め
が登場。
はてなの飯とは鰹ご飯のことなんですが、
もうショウガの香りや鰹(大好物)のあの風味が
見ているだけで伝わってくる!
第一回からもうお腹グーグーでした(笑)
藍染?の前掛けをキリリと腰に巻き
たすき掛けをして包丁を握る姿や
冬でも裸足でゲタを履いて、かまど前で火入れをしたり、と
真剣に料理に取り組む姿もとても凛々しく綺麗だった。
以前、茶道をやっていたので
イベント時には
先生手作りの懐石をいただく時間がとても楽しみでした。
昆布締めや
鱧が入った椀物などなど・・
ドラマを見ていて
先生の料理のことも思い出したり。
手の込んだこういうお料理って、なかなか自分では作れないもの。
雑誌の料理特集を見ても
時短・簡単・お手軽系のレシピが多く
それが求められている時代であることは承知だけど
たまには手間暇かけてのお料理もするべきなのかな、、と
思わせるドラマでした。
ピンと背筋が伸びるような。
今は暑いこともあり
ますます面倒なご飯の支度。
今は無職の身なので、
母の手伝いをしていますが
ま~毎晩毎晩作ることの大変さが身に染みる・・。
世のお母様(お父さんのお家もあるか)
本当にお疲れ様です、と頭を下げたくなります。
何かと億劫がる私ですが、そんな時は
澪ちゃんのことを思い出そうかな。
*一度WORDで下書きして
コピペをしたら
なんだかフォントがバラバラになってしまった・・
見づらくてごめんなさい(*- -)(*_ _)