2017年 11月 02日
2017秋 青森旅行 10/14 その3
旅順を見つめる後藤伍長
10/14(土)
田茂木野から約20分ほどで、馬立場に到着。
何回も言うけど、本当に車だとすぐ!
その距離が、兵隊さんたちにとっては
どれだけ長く遠く感じたことか。
この小高い馬立場周辺は、
たくさんの命が奪われた場所。
そんな所に、この銅像は明治37年に建てられました。
でも時は日露戦争真っ只中。
除幕式はその2年後に行われたそうです。
それから何回、彼は冬の八甲田を眺めてきたんだろうか。
(正解:113回)
銅像茶屋 あとでお昼を食べるよー
↑この写真
屋根の色が途中から変わっているのがわかりますでしょうか?
なんと、冬にはここまで雪が積もるそう!!
だから変色しちゃうんですね。
びっくりだ、考えられない降りっぷり!
素晴らしい紅葉を見ながら歩きます
そして、いよいよ後藤伍長とご対面!
↓
あっ、思いっきり逆光(笑)
秋らしいウロコ雲の下、すっくと立っておられました。
ガイドさんが、「彼はある方向を見ているんですが
さてそれはどこでしょう?」とクイズ。
ロシアかな、、と思っていたら
「正解は旅順です」
まぁまぁ当たっていた (;^_^
旅順については、Wiki先生におまかせ!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%85%E9%A0%86%E6%94%BB%E5%9B%B2%E6%88%A6
目線の先には・・
地面には東西南北を表すプレートがあり、
ちゃんと北向きになっていました。
この銅像の作者は大熊氏広という方で
埼玉の出身だそう。
靖国神社などにも作品がある、
西洋式銅像の先駆けとなった方とのこと。
コートが翻っている感、すごい
後ろ姿
裏側には、遭難者の姓名が刻まれている。
馬立場の黄葉
茶屋まで戻る復路は、旧道を歩きました。
この馬立場、茶屋や駐車場がある場所から
10分ほど階段を歩いた先にあるのだけど、
昔は、もっと距離が近かったそうで。
旧道脇には、廃屋となった茶屋がまだありました。
サクサク音を立てる落ち葉を踏みながら
紅葉黄葉を楽しめる、いい道だった。
この時、青森市内から参加されていたおばちゃんから
「県外から来たのなら」と
可愛らしい小枝をわけてもらいました。
聞けば、ガイド兼ドライバーのKさんから貰ったとのことで
ウメモドキという木だそう。
黄色い実がとても可愛いけど
暖かくなると、梅のような赤い実になるみたい。
実は、さっきから彼女が持っているこの枝が
気になっていたから、
思いがけず貰えて嬉しかった。
ツタに覆われた木
八甲田連峰!
兵隊さんたちの霊が出ることでも有名だそう・・
茶屋の横には、鹿鳴庵という資料館がありここも見学。
幸畑の資料館にはなかったものも多く、
入院先での写真もあった。
義足・義手もあったかな・・
お昼は茶屋にて、名物のおでんを注文してみた。
その名も「生姜味噌おでん」。
これがとっっても美味しくて美味しくて!
ただの甘い味噌味はさほど好きじゃないんだけど(田楽とか)
これは生姜がピリッとしていていい。
大根・こんにゃく×2・さつま揚げ・たまご・たけのこ・ちくわ
これだけ入って500円は安い~。
おでんとウメモドキ
おまけに、同じツアー仲間のおばさま達からも
「おでんだけじゃ足りないでしょ~」とおすそ分けをいただき。
・ホタテのバター焼き
・ツルムラサキとねぶた漬けの和え物
・ご飯
・プルーン
どれもこれも美味しくいただきました☆
みなさん優しい!
生姜味噌おでんって、この茶屋のオリジナルだと思っていたけど
青森全体がこういう食べ方をするんだと教えてもらいました。
生姜効果で体もポカポカ暖まるし、雪国ならではの食べ方だなぁ。
その4に続きます